”ザ・ビートルズ” / レア・ライヴ、1962
〜1962年「スタークラブ」(ハンブルグ)ライヴ盤( 2LP)〜
先日の「漫遊記380」では「ザ・ビートルズ」がまだ「ザ・ビート・ブラザーズ」称していた時代1961年に「トニー・シェリダン」とハンブルクでスタジオ録音した「マイ・ボニー」のピクチャー盤を紹介したが今回は当時日本だけの限定盤としてリリースされたハンブルク「スター・クラブ(Star-Club)」でのライヴ完全録音盤2枚組LPを取り上げてみたい。 レコード解説によればこのライヴ録音は1962年12月に収録されたとのことである。 また収録は家庭用一般のテープ・レコーダーによるワン・ポイント・マイク録音のため残念ながら音質は良好とは言い難いが当時の「ビートルズ」を知る上でも貴重なドキュメント録音で日本のみの限定発売だった(写真1 「THE BEATLES・レア・ライヴ’62」2LPジャケット(ULS-1918-19-Vテイチク)/ 写真2 同ジャケット裏面)。 さらにリリースされた1985年当時、これまで未発表テイクの「ハリー・ガリー(HULLY GULLY)」も収録されている。 しかも「ビートルズ」のバンドをバックに歌っているのは「スター・クラブ」のウェイターだった「ホルスト・オベール」という人である。 彼はこのほかこのアルバムでは「ビー・バップ・ア・ルーラ(BE-BOP-A-LULA)」「ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソー(HALLELUJAH I LOVE HER SO)」も歌っておりなかなか興味深いところである(写真3 アルバム収録曲全32曲)。 また特典盤としてこのアルバムからシングル・カットされた「ツイスト・アンド・シャウト(TWIST AND SHOUT)」「フォーリング・イン・ラヴ・アゲイン(FALLING IN LOVE AGAIN)」が添付されている(写真4 アルバムに添付された特典盤・7インチ・シングル)。 このシングル盤は1977年6月にイギリスのみで発売されたそうだがこの当時は入手困難な幻の1枚とも云われていたようである。 見開きジャケット裏面には「コレクターズ・ナンバー」も付されていた(写真5 ジャケット裏面右上に付された「コレクターズ・ナンバー」/(写真6 レコード・レーベル面)