ザ・ベスト・オブ・トリオ・ロス・パンチョス

トリオ・ロス・パンチョス(Trío Los Panchos)は時代と共にメンバー・チェンジを重ねながら現在も活躍を続けるメキシコのラテン音楽グループである。 筆者は中学生の頃から彼らの歌に親しみを感じるようになった。
今回は気分を変えて当時の彼らのベスト・アルバムを1枚取り上げてみたい。 紹介LPアルバムは1964年、日本コロムビアからリリースされた当時日本でヒットした12曲を集めたアルバム「ザ・べスト・オブ・トリオ・ロス・パンチョス」である。 彼らの大ヒット・ナンバー「キサス・キサス」、「ベサメ・ムーチョ」や有名なメキシコ古典民謡「シエリト・リンド」のほかメンバーの「チューチョ・ナヴァロ」の作品で日本のシンボル富士山をテーマにした「その名はフジヤマ」等々が収録されている。 さらに女性コーラス・グループ「スリー・キャッツ」の大ヒット曲「黄色いさくらんぼ」(1960年来日の折彼女たちと一緒にレコーディング)もこのアルバムに含まれている。 ちなみにこのアルバムのメンバーはこのトリオの黄金時代チューチョ・ナバロ(ジャケット写真-左)、ジョニー・アルビノ(ジャケット写真-中央)、アルフレード・ヒル(ジャケット写真-右)である (写真 LPジャケット、日本コロムビア-YS 316/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット、「ザ・ベスト・オブ・トリオ・ロス・パンチョス」、(日本コロムビア YS-316)1964年リリース盤

写真2    LPレーベル面