シューリヒト&バックハウス共演、1961年ルガノ、アポロ劇場ライブ

今回紹介するCDはカール・シューリヒト&ヴィルヘルム・バックハウス共演1961年4月27日にルガノ「アポロ劇場」でのコンサート・ライブの貴重盤である。 当時指揮のシューリヒトが80歳、ピアノのバックハウスが77歳である。 演奏曲目はバックハウスの十八番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番”皇帝”だが二人の息もあった堂々としたライブならではの白熱と堂々とした演奏に魅了される。 この地を本拠とするスイス・イタリアーナ放送局所属のスイス・イタリア語放送管弦楽団も素晴らしい。 このほかCDには当日のプログラム、モーツァルト「交響曲第40番ト短調K.550」とメンデルスゾーン「序曲”フィンガルの洞窟」も収録されている。 紹介盤は1994年にリリースされたイタリアERMITAGE盤でデジタル・リマスターされた音質も申し分ない (写真1 CDジャケット、伊ERMITAGE-ERM 144/写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    シューリヒト&バックハウス共演、1961年ライブ盤CDジャケット(伊ERMITAGE-ERM144)

写真2    CD演奏・録音データ