ジェフリー・テイトによるシューベルト:交響曲”ザ・グレート&ベートーヴェン:交響曲第7番
初代のイギリス室内管弦楽団首席指揮者も務めハイドン、モーツァルト等々古典派音楽を大変得意としたジェフリー・テイト(Jeffrey Tate 1943~2017)だがオペラや現代音楽まで幅広い分野で活躍した指揮者だった。
今回の紹介盤は英EMIと当時の東独ETERNAとの共同制作によるドレスデン国立管弦楽団とのシューベルト:交響曲 ”ザ・グレート(1986年デジタル録音)とベートーヴェン:交響曲第7番・序曲 ”献堂式”(1987年デジタル録音)である。 もちろんこのコンビによる初顔合わせ、国内盤は当時の東芝EMIからリリースされたがあまり話題にならなかった。 しかし演奏は筆者好みのどちらもテンポを遅くとり反復も実行している。 ザ・グレートは演奏時間63分を要しズッシリとした風格を感じる。 しかもテイト唯一のシューベルトとベートーヴェンの交響曲録音となった。 紹介CDはザ・グレートが東独ETERNA盤(写真1 CDジャケット/写真2 演奏・録音データ)。 ベートーヴェンが英EMI盤である(写真3 CDジャケット/写真4 演奏・録音データ)。