ジネット・ヌヴー、ハンス・ロスバウト共演盤、1949年9月25日ライヴ

今回は20世紀現代音楽のスペシャリストとして知られた名匠ハンス・ロスバウト(Hans Rosbaud/1895~1962)がフランスの天才的女流ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー(Ginette Neveu/1919~1949-写真1)と共演した貴重ライヴ録音ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」である。 演奏は1949年9月25日バーデンバーデンのクアハウス(Kurhaus)における彼女が不慮の航空機事故で亡くなるおよそ一ヶ月前の録音である。 バックのロスバウトが首席指揮者を務めたバーデンバーデン(Baden-Baden)の南西ドイツ放送交響楽団(現:バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団)も熱が入り録音もモノラルながらまた素晴らしい。 ヌヴーが弾くカデンツァはクライスラー作である。 紹介盤は1961年スタジオ録音ベートーヴェン「交響曲第8番」もフィルアップされ2002年に独ヘンスラー・クラシック(Hänssler Classic)」よりリリースされた (写真2 CDジャケット、独Hänssler Classic CD 93.033)。

写真1    ジネット・ヌヴー(CDジャケットから)

 

写真2    CDジャケット(独Hänssler Classic-CD 93.033)2002年リリース盤