ジャクリーヌ・デュ・プレ、エルガー「チェロ協奏曲」ライブ盤、1970

ジャクリーヌ・デュ・プレ、バレンボイム&フィラデルフィア管弦楽団とのライブ盤は以前「漫遊記485」でサン=サンースの「チェロ協奏曲第1番」(1971年ライブ録音-TELDEC)を取り上げているが今回はその前年のコンサート・ライブである。 演奏作品はエルガーの「チェロ協奏曲ホ短調」、彼女はデビューして間もない1965年にこの作品をバルビローリ&ロンドン交響楽団とEMIにセッション録音しておりこちらも名演として知られている。 このフィラデルフィア管弦樂団との演奏ではライブ録音ならではの彼女のさらなる情感が感じられる。 またバレンボイムとフィラデルフィア管との録音も数少なく貴重である。 またカップリングは初出LP(CBS)と同様、ロンドン・フィルとのエルガー「エニグマ変奏曲」(1976年セッション)、こちらは現在のところバレンボイムの唯一の録音ではないかと思う。 紹介盤は国内盤ソニー・クラシカルから2015年廉価盤でリリースされた(写真1 CDジャケット、国内盤ソニー・クラシカルSICC1820 /写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    ジャクリーヌ・デュ・プレ、バレンボイム&フィラデルフィア管/エルガー「チェロ協奏曲」ライブ盤CDジャケット(国内盤ソニー・クラシカルSICC1820)

写真2    CD演奏・録音データ