ジャケ買いレコード/ポップス&ロックetc.,編(8)
〜ピクチャー・レコード (III) 〜
今回は世界的に活躍したアメリカのジャズ、ロック界の偉大な歌手、ピアニスト「ナット・キング・コール(NAT KING COLE)」とキング・オブ・ロックンロール、「エルヴィス・プレスリー(ELVIS PRESLEY)」のピククチャー・レコードから取り上げてみたい。
先ずナット・キング・コール盤は没後30年余りが経過した1986年にリリースされた1枚でアルバムのタイトルは「SOMETIMES I’M HAPPY」、直訳すれば「時には幸せに」ぐらいの感じだろうが当然ながら原題のままの方がスッキリする。 アルバム収録曲はこのタイトル曲も含め「ルート66」など全部で11曲、1950年代の懐かしいナンバーが中心である。 またラフマニノフ「前奏曲嬰ハ短調」-5曲からなる「幻想的小品集」の第2番目の作品で「鐘」の音を模したという名曲をジャズに編曲したもので彼のピアノで聴けることも魅力的である(写真1 「NAT KING COLE」-ピクチャー盤PD 30033) /写真2 同LP裏面)。
次のプレスリー盤のリリースは翌1987年、プレスリー没後10年の年に当たる。 アルバムのタイトルは「TRUE LOVE」、両面にカラフルな同一の写真が使用されている。 収録曲は激しいロック調ではなく収録された12曲全てがアルバム・タイトルに合わせた甘いムード調の曲に統一されている。 こちらも1950年代後期の曲が中心となっている(写真3 「ELVIS PRESLEY」ピクチャー盤 AR 30062)。
(つづく)