ジャン・マルティノン&ウィーン・フィル、唯一の録音「悲愴」

フランスの名匠ジャン・マルティノン&ウィーン・フィルとの唯一の録音チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」は筆者が学生時代からの愛聴盤のひとつである (写真1 ジャン・マルティノンとサイン)。 しかもマルティノン唯一のチャイコフスキー交響曲録音となった。 これまでLP時代から何度となくリリースを重ねてきた名盤でウィーンのソフィエンザールにおける英デッカ1958年のセッション録音である。 また名門ウィーン・フィルのステレオによる最初の「悲愴」録音でもあった。 紹介盤LPジャケットはキング・レコードより1968年ウィーン・フィル来日記念盤(1969年3月)としてリリースされた1枚で懐かしさも感じる (写真2 LPジャケット、キングSLC-1743)。 演奏はいうまでもなくウィーン・フィル独特のたおやかなサウンド、壮大な響きがとても魅力的である。

写真1    ジャン・マルティノン(1970年11月日本フィル定期客演時、プログラムに入れてもらったサイン)

写真2    ジャン・マルティノン&ウィーン・フィル/チャイコフスキー「悲愴」1958年英デッカ録音国内盤LPジャケット(キングSLC-1743)