ジュリーニ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管による「ドヴォルザーク交響曲第7番・第9番」
イタリアの巨匠カルロ・マリア・ジュリーニ(Carlo Maria Juilini/1914~2005)は1990年~1993年にかけてオランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とドヴォルザーク後期交響曲「第7番」~「第9番”新世界から”」の3曲をセッション録音している。 このコンビ初顔合わせによる記念碑的録音でもあった (写真1 ジュリーニ&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、CDブックレットから)。 紹介盤はその一連の録音から「第7番ニ短調」と「第9番ホ短調」2枚組CDセットで1994年にリリースされた (写真2 CDジャケット、SONY CLASSICAL SX2K 58 946、オーストリア盤) 。 ちなみに「第7番」は「ロンドン・フィル」との1976年録音(EMI)以来の再録音また「第9番」は1961年「フィルハーモニア管弦楽団」 (EMI録音)並びに1977年「シカゴ響」(DG録音)以来3度目の録音となる。 このコンセルトヘボウ管弦楽団との録音はさらなる格調高い彼の風格がうかがえる (写真3 CD演奏・録音データ / 写真4 ジュリーニのサイン:1975年秋ウィーン交響楽団と来日の際プログラム冊子に入れてもらったもの)。