スイッチト・オン・ボレロ

今回の紹介盤は今から半世紀余り前にアメリカで大ヒットとしたモーグ・シンセサイザーによるスイッチト・オン・バッハ(Switched-on Bach)に続くスイッチト・オン・ボレロ(Switched-on Bolero)である。  モーグ・シンセサイザー(Moog Synthesizer)とはアメリカの電子工学博士ロバート・モーグ (Robert Moog)開発のアナログ・シンセサイザーで先のレコード「スイッチト・オン・バッハ」により世界的にその知名度を高めた。 当時国内盤はCBS SONYからLPと共に7号オープン・テープでもリリースされ大変人気を呼んだ。 アンドリュー・カディン(Andrew Kazdin)&トーマス・シェパード(Thomas Shepard)によるモーグIII シンセサイザーのユニークな世界である。 収録作品はシャブリエ「エスパーニャ(スペイン狂詩曲)」、レクオーナ「マラゲーニャ」、ビゼー「カルメン」-第1幕前奏曲・ハバネラ・闘牛士の歌、ラヴェル「ボレロ」で1969年から1971年にかけてニューヨークで録音された(写真1 LPジャケット、CBS SONY SOCX-21010/写真2 LPレーベル面)。

写真1    「スイッチト・オン・ボレロ」、モーグIIIシンセサイザー、 LPジャケット(国内盤CBS SONY SOCX-21010)

写真2    LPレーベル面