ストコフスキーの「マーラー交響曲第2番”復活”」

今回紹介する音の魔術師とも呼ばれ華麗な指揮をしたレオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski / 1882~1977)マーラー交響曲録音はライブ盤を含めても珍しく日本ではそれほど      話題に上らなかった。 このロンドン交響楽団との「第2番”復活”」は1974年7月~8月にかけてのウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)における唯一のセッション録音と云われている。 ちなみに国内盤LPレコードの初出は1976年ごろだったと記憶しているが写真のLPは1985年、独RCAよりDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)での再リリース盤である (写真1  独RCA-DMM盤LPジャケット)。 独唱者に名歌手マーガレット・プライス(ソプラノ)、ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)を起用しストコフスキーらしいダイナミックで華麗なサウンドが楽しめる。 なおこのLPの録音データには1975年と記載されているが1974年の誤記と思われる (写真2  LP録音データ/写真3  LPレーベル面)。 余談になるが1998年リリース国内盤CDにはこれまで未発表だった「第3楽章~第5楽章抜粋」のリハーサル風景(モノラル録音)も収録されている。

写真1    ストコフスキー&ロンドン響ほか「マーラー交響曲第2番」2LPジャケット、 独RCA-GL85392(2)

写真2    LP演奏・録音データ

写真3    LPレーベル面