スメタナ四重奏団によるヤナーチェク「弦楽四重奏曲」、1979ライブ
チェコ、モラヴィアの国民主義音楽を代表する作曲家レオシュ・ヤナーチェク(Leoš Janáček/1854~1928) が日本のクラシック音楽ファンに広く知られるようになったのはそれほど昔のことではない。 古くから世界的に知られたボヘミア出身のスメタナやドヴォルザークの音楽とは異彩な音楽スタイルに興味を魅かれる。 今回の紹介LPはスメタナ弦楽四重奏団による「弦楽四重奏曲第1番“クロイツェル・ソナタ」、「第2番“ないしょの手紙“」である。1979年10月10日にプラハの「芸術家の家-ドヴォルザーク・ホール」で開催されたチェコ室内楽協会85周年記念コンサートのPCMライブ録音で日本コロムビアとチェコのスプラフォンとの共同制作盤だった。 ちなみにこの録音は彼らの通算4度目に当たり初のライブ録音となった。 また演奏はこの四重奏団ヴィオラ奏者のミラン・シュカンパ(Miran Škampa)による新校訂楽譜によるものである。 さらに1980年度室内楽部門の日本レコード・アカデミー賞にも輝いた(写真1 LPジャケット-デンオンOX-7192-S/写真2 LPレーベル面)。