スリランカの仏教遺跡群を巡る(1)、1978年正月

前々回「漫遊記230」の続編になるが今回は南インドから空路「スリランカ」へ移動し現在ではユネスコの世界遺産にも登録されている仏教遺跡群を紹介してみたい。
スリランカのほぼ中央部に位置する「キャンディ」・「アヌラーダプラ」・「シギリヤ(シーギリヤ)」・「ポロンナルワ」は数多くの仏教遺跡が点在し見どころ豊富である(写真1 スリランカ・観光マップ)。 先ず当時の首都「コロンボ」(現在は近郊の「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」に遷都されている)、筆者は1月2日(1978年)、先ずコロンボからおよそ120km離れた聖地「キャンディ」に向かった。 この地はキャンディ湖畔に位置する「仏歯寺-正式名称ダラダ・マリガーワ(Dalada Maligawa Temple)」があることで有名である(写真2  「1978年当時のキャンディのバス・ターミナル」筆者撮影/写真3 「風光明媚なキャンディ湖」筆者撮影)。 この寺院は「キャンディ王朝」時代の16世紀に建立されたそうである。 スリランカ仏教信仰の代表する寺で王権の象徴でもある釈迦の「歯」が納められていることから通称、「仏歯寺」と呼ばれている(写真4 「仏歯寺」筆者撮影)。 「シンハラ建築様式」と呼ばれる「八角堂」(写真4手前の建築物)も美しい。 当日は新年ということもあり世界各国からの大勢の参拝客で賑わっていた。

(つづく)

写真1    スリランカ観光マップ

写真2    キャンディ バス・ターミナル1978年当時(筆者撮影)

写真3    風光明媚ななキャンディ湖(筆者撮影)

写真4    仏歯寺(筆者撮影)