ズービン・メータ&ロス・フィルによるベートーヴェン交響曲第7番、1974

今年85歳を迎えたズービン・メータのベートーヴェン交響曲録音は意外に少ない。 今回スポットをあてる「第7番」はロスアンジェルス・フィルハーモニック音楽監督時代の1974年4月当時この楽団の録音会場の一つUCLAのロイス・ホール(Royce Hall)でのセッションである。 紹介の国内盤は翌1975年にリリースされたメータ初のベートーヴェン交響曲録音だった (写真1 LPジャケット、国内盤初出ロンドンSLA 1057/写真2 LPレーベル面)。 まさにメータ&ロス・フィル絶頂期の録音でフィルアップされた「エグモント」序曲と共にスケール感、躍動感ある演奏が魅力である。 しかしその後国内盤はCDも含め筆者の記憶ではそれほど再リリースされてないのが残念である。

写真1    メータ&ロス・フィル/「ベートーヴェン交響曲第7番・エグモント序曲」LPジャケット(国内盤ロンドン-SLA 1057)

写真2    LPレーベル面