セントルイス響-音楽監督時代のイェジー・セムコフ (2)

イェジー・セムコフが「セントルイス交響楽団」音楽監督時代の名盤からもうひとつR. シューマンの交響曲全4曲を紹介したい。 この録音も1976年のセッション録音(米VOX音源)である。 デジタル・リマスター化されたCDは前回の「シェエラザード」と同様に「MMGレーベル」から「第1番・第2番」、「第3番・第4番」の2枚に分けて1986年に紙ジャケット(CD Wallet)仕様でリリースされた。 セムコフはこの得意とするシューマンの交響曲を前年(1975年)祖国ポーランドで「ワルシャワ国立フィル」と全4曲を当時ポーランドの国営レーベル「MUZA」にライヴ録音していた。 今回紹介する「セントルイス響」とのセッション盤も地味ながら枯淡な深い味わいが魅力である。 とりわけ「第2番」の演奏は特に気に入っている (写真1  「第1番・第2番」CDジャケット、MMG MWCD-7116/写真2  演奏・録音データ/写真3  「第3番・第4番」CDジャケット、MMG MWCD-7117/写真4演奏・録音データ)。 また興味深いことにCD盤はどちらも「Made in Japan」になっていた (写真5/写真6  CDレーベル面)。
(完)

写真1    イェジー・セムコフ&セントルイス響/シューマン交響曲第1番・第2番  CDジャケット(MMG-MWCD 7116)

写真2    シューマン交響曲第1番・第2番の演奏・録音データ

写真3  イェジー・セムコフ&セントルイス響/シューマン交響曲第3番・第4番  CDジャケット(MMG MWCD-7117)

写真4    シューマン交響曲第3番・第4番の演奏・録音データ

写真5    CDレーベル面(交響曲第1番・第2番)

写真6    CDレーベル面(交響曲第3番・第4番)