ソンドラ・ビアンカ(Pf)によるチャイコフスキーとラフマニノフのコンチェルト

本日は台風の影響で生憎の雨模様、レコードの整理をしていたら「ソンドラ・ビアンカ(Sondra Bianka-1930~、写真1)が弾く チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」と ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」をハンス=ユルゲン・ワルター (Hans-Jürgen Walter)指揮、管弦楽ハンブルク放送響ほかをカップリングされた懐かしい1枚が出てきた。 1969年リリースの日本コロムビア-ダイヤモンド1000シリーズである (写真2 LPジャケット、日本コロムビア-MS 1005-AX)。  彼女は10代の頃からステージに立ち天才少女ピアニストとして称讃された。 しかし1960年代初頭にはコンサート、レコード録音から離れ教育者として後進の指導に力を注いだ。 従ってレコード録音は1950年代のモノラル録音と数少ないステレオ初期録音が存在するのみである。 さらに日本ではその一部が当時廉価盤で紹介されたにとどまっている。 この紹介LPも彼女の貴重なステレオ盤だがご存じの方は少ないかも知れない。 とりわけチャイコフスキーの「第1番」は彼女の十八番、この録音のほかにコンサート・ホール盤からカール・バンベルガー(Carl Bamberger)」指揮のコンセール・ド・パリ管弦楽団(実体不詳)による25cmLPも出ていた(写真3 LPジャケット、Concert Hall-M 177 モノラル盤)。

写真1    ソンドラ・ビアンカ(インターネト画像から)

 

写真2    LPジャケット(日本コロムビア-MS 1005-AX)

 

写真3    LPジャケット(国内盤Concert Hall-M177)