チック・コリア&フリードリヒ・グルダ「ザ・ミーティング」

今回紹介するCDは1982年ミュンヘンの「ドイツ博物館コングレス・ザール」で開催されたイベント「ミュンヘン・ピアノの夏(Münchner Klaviersommer」からのジャズとクラシックが融合したコンサート・ライブ盤である。 登場する二人のピアニストはジャズとクラシックを熟す名手「チック・コリア」と「フリードリヒ・グルダ」夢の初共演であった。 CDタイトルも「ザ・ミーティング」-まさに「出会い」である。 この二人がくり広げる即興演奏が注目され現在では伝説の即興ライブとしても語り継がれている。 収録作品はディズニーのアニメ映画「白雪姫」の挿入歌としてもお馴染み「いつかは王子様が」(フランク・チャーチル)のジャズ・バージョン、「プット・ユア・リトル・フット・アウト(Put your little foot out)」(マイルス・デイヴィス)、「ポエムNo.3(フィリッツ・パウエル)とブラームスの「子守歌」となっている。 使用されたピアノは前衛作曲家「ジョン・ケージ」の発案とされる「プリペアド・ピアノ(Prepared Piano)ではないかとも云われている。 写真のCDジャケットは1994年リリースの「フィリップス国内盤」(廉価盤)である (写真1  CDジャケット-PHILIPS-PHCP-9249/写真2  CD演奏・録音データ)。

写真1    「ザ・ミーティング」CDジャケット

写真2    CD演奏・録音データ