チョン・ミョンフン&フランス国立放送フィル来日公演を聴く、2002

〜2002年3月12日、サントリーホール〜

「フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(L'Orchestre Philharmonique de Radio France)」は「フランス国立放送局(Radio France)」(写真1 「Radio France」2003年9月筆者撮影)が運営する3つのオーケストラ、「フランス(国立)放送フィル」・「リリック管弦楽団」・「フランス室内管弦楽団」が1976年に一つに統合され新しく活動を開始した楽団である。 当初は旧名の「フランス国立放送管弦楽団(現、フランス国立管弦楽団)」との混同を避けるため「フランス国立放送新フィルハーモニー管弦楽団(Nouvel Orchestre Philharmonique de Radio-France)」と呼ばれたこともある。 初来日はマレク・ヤノフスキ時代の1991年、このチョン・ミョンフンが指揮する2002年3月の公演は通算4度目の来日公演であった(写真2   2002年フランス国立放送フィル来日公演プログラム表紙)。 筆者は公演最終日3月12日サントリーホールに足を運んだ。 ソリストにはエクサン・プロヴァンス出身の世界的女流ピアニスト、エレーヌ・グリモー(写真3  筆者撮影/2002年3月12日サントリーホール楽屋口)が客演、彼女らしく抒情的で優美なベートーヴェン「第4番」の協奏曲にウットリさせられる。 休憩をはさみブルックナー「交響曲第4番<ロマンティック>」の演奏、チョン・ミョンフンの指揮でブルックナーの生演奏に接するのはこの時が初めてだった。 彼は見事にブルックナーの世界に聴衆を引き込んでいく。 フランスのオーケストラの持ち味でもある金管群の響きも冴え渡った。 筆者もすっかり彼の指揮に心酔してしまった一夜だった(写真4   筆者が聴いた3月12日公演プログラム)。 写真5は公演終了後プログラムに入れてもらったチョン・ミョンフンのサイン、写真6/7は同じくエレーヌ・グリモーのプログラム並びにCDに入れてもらったサインで写真8は2002年3月12日の公演チケットである。

写真1 「Radio France 」 2003年9月筆者撮影

写真2   2002年 ミョンフン&フランス国立放送フィル 来日公演プログラム表紙

写真3   エレーヌ・グリモー 2002年3月12日サントリーホール楽屋口 筆者撮影

写真4   筆者が聴いたミョンフン&フランス国立放送フィル2002年3月12日公演プログラム

写真5   公演終了後プログラムに入れてもらった指揮をしたチョン・ミョンフンのサイン

写真6   公演終了後にエレーヌ・グリモーにプログラムに入れてもらったサイン

写真7    公演終了後にCDに入れてもらったエレーヌ・グリモーのサイン

写真8   ミョンフン&フランス国立放送フィル 2002年3月12日公演のチケット