ツィモン・バルトのラフマニノフ&バルトーク

今回は今年1月N響定期(Cプロ-指揮クリストフ・エッシェンバッハ)にソリストとして客演した米国フロリダ出身ピアニスト「ツィモン・バルト(Tzimon Barto)」のアルバムから紹介したい。 このLPは彼が新進ピアニスト時代エッシェンバッハの目に留まり「ロンドン・フィル」と1989年26歳の時に録音した2枚目のアルバムだった。 アルバムにはラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」とバルトーク「ピアノ協奏曲第2番」がカップリングされた長時間収録LPだった (国内盤はCDのみでリリースされている、写真1  独盤LPジャケット 、独EMI-7 49861 1)。  ちなみに録音はロンドンの有名なアビー・ロード第1スタジオ(Abby Road Studio, No.1)で行われている (写真2 録音データ)。 両作品ともに超個性的なバルトのスケール感ある彫の深い演奏が魅力的である。 彼はオペラ指揮者としても活躍、また一方では作家の顔も持つ人である(写真3  LPレーベル面)。

写真1    ツィモン・バルトのラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」ほかLPジャケット(独EMI-7 49861 4 1989年リリース)

写真2    録音データ

写真3    LPレーベル面