ティルソン・トーマス & PMFオーケストラで "マーラー交響曲第3番”を聴く、2000
〜2000年7月17日、サントリーホールから〜
「サンフランシスコ交響楽団」の音楽監督を務めるマイケル・ティルソン・トーマス(Michael Tilson Thomas)、略称"MTT"は「パシフィック・ミュージュジック・フェスティバル(PMF)」の芸術監督を創設以来10年に渡り務めあげ、この2000年のフェステイバルをもってその役を退任した。 この「PMF」はレナード・バーンスタインの提唱により1990年から世界の若手音楽家たちを集め毎年札幌を中心に開催される音楽祭である(写真1 2000年PMF音楽祭総合チラシ)。 ティルソン・トーマスが芸術監督のフィナーレに選んだ作品はマーラーの大曲「交響曲第3番」であった。 ソリストにはアメリカ若手の逸材、世界で活躍中のメゾ・ソプラノ/ミシェル・デ・ヤング(Michelle De Young)が客演した。 マーラーを得意とするティルソン・トーマスだが筆者が聴いた東京公演も満員の聴衆を唸らせる名演だった。 特にフィナーレ「第6楽章」がとても感動的な演奏だったと記憶している(写真2 当日会場で配布された「PMFオーケストラ東京公演プログラムの表紙/写真3 演奏曲目と出演者紹介/写真4 「PMFオーケストラ東京公演チケット」」。 写真5は公演終了後にMTTにCDジャケットに入れてもらったサインである。