ディミトリ・ミトロプーロス&ミネアポリス響のチャイコフスキー交響曲第4番

最近は学生時代の昔に中古レコード店で求めたLPレコードを聴き直している。 昔の名指揮者は結構アクが強い人が多かった。 今回また取り上げるアテネ出身のディミトリ・ミトロプーロス(Dimitri Mitropoulos /1896~1960)、写真1)もそんなひとりではないかと思う。 彼は1930年代中ごろには活動拠点をヨーロッパからアメリカに移し1937年にはミネアポリス交響楽団(現:ミネソタ管弦楽団)の音楽監督に就任し1949年まで務めている。 今回は彼がその音楽監督時代の1940年前後に米コロムビアにSP録音したチャイコフスキーの交響曲第4番を紹介したい。 紹介盤は後にLP復刻され米コロムビア-アントレ (COLUMB  ENTRÉ)シリーズからリリースされた。 SP音源ながらその音質は素晴らしく全体的に快速テンポで振るミトロプーロスの鋭いキレ味がダイレクトに伝わる名演である。 彼はその後レオポルド・ストコフスキーと共同でニューヨーク・フィルハーモニックの指揮者として参加、1950年には音楽監督となった(写真2 LPジャケット、米COLUMBIA ENTRÉ-RL-3007 /写真3 LPレーベル面)。

写真1    ディミトリ・ミトロプーロス(インターネット画像から)

写真2    D. ミトロプーロス&ミネアポィス響「チャイコフスキー交響曲第4番」LPジャケット(米コロムビア・アントレ・シリーズ)

写真3    LPレーベル面