ディーター・ツェヒリンによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番”皇帝”」

旧東独を代表する名ピアニストのひとりディーター・ツェヒリン(Dieter Zechlin/1926~2012、写真1)の初来日は1961年4月、フランツ・コンヴィチュニー(Franz Konwitschny/1901~1962)&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(Gewandhausorchester , Leipzig)初来日公演の帯同だった(写真2 1961年ゲヴァントハウス管初来日公演プログラム表紙)。 もう60年以上も昔に遡るがこの時今回スポットをあてるベートーヴェンの「皇帝」をプログラムに取り上げている。 彼はベートーヴェンを大変得意としピアノ・ソナタ全集録音でも定評を得ている。 紹介盤「皇帝」はバックの管弦楽は変わらず指揮がクルト・ザンデルリンク(Kurt Sanderlink/1912~2011)との1963年ステレオ録音、旧東独エテルナ(ETERNA)盤である。 この録音も深みのある堂々としたベートーヴェンが魅力である (写真3 LPジャケット、旧東独ETERNA 8 25 421/写真4 LPレーベル面)。

写真1    ディーター・ツェヒリン(1961年コンヴィチュニー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管初来日公演プログラムから)

 

写真2    1961年ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管初来日公演プログラム表紙

 

写真3    LPジャケット( 旧東独ETERNA 8 25 421)

 

写真4 LPレーベル面