トルコ観光の白眉、古代遺跡と自然遺産(1)、2012年1月

〜トロイの遺跡、2012年1月16日〜

トルコ観光の白眉は古代遺跡と自然遺産にあると云っても過言ではないだろう。 古代の遺跡を歩きながらそこに秘められた謎やその時代の人々にはどんなドラマがあったのかなど想像することもまた楽しいものである。 第1回目はちょうど7年前の今日訪れた「トロイの遺跡」をテーマにしてみたい。 トロイはアジアとヨーロッパを隔てるダーダネルス海峡をフェリーで渡りトロイ遺跡への拠点となるチャナッカレから20kmほど南下したところに位置する。 因みにイスタンブールからの距離はおよそ350Kmでバスで約6時間を要する(写真1  トルコ観光イラスト・マップ、赤枠がこの時訪問した所)。 トロイの遺跡入り口に到着するとすぐ目に留まるのが大きな「木馬」である(写真2筆者撮影)。 これはトロイ戦争にちなんで作られたレプリカ、この古代遺跡はドイツの考古学者ハインリヒ・シュリーマンが1873年に発掘したヒサルルクの丘に広がる紀元前3000年頃から紀元前85年頃までの集落、城塞都市の遺跡、城門、城壁、劇場、神殿等々を見学することができる。 時代ごとに9つの市に分けれているが謎も多いことも事実だそうである(写真3  トロイ遺跡入場チケット)。 また彼が財宝を発掘したとされるのは第II市(写真4 シュリーマンが発掘した紀元前2800年頃の城塞都市跡、筆者撮影)。 このほか紀元前1200年頃の聖域とされる神殿や台座(写真5筆者撮影)や城門・城壁(写真6筆者撮影)、円形劇場跡(写真7筆者撮影)も印象に残った。
(つづく)

写真1    トルコ観光イラストマップ、赤枠が当時筆者が訪問した所

写真2    トロイの木馬(レプリカ)筆者撮影

写真3    トロイ遺跡入場チケット

写真4    シュリーマンが発掘した城塞都市跡紀元前2800年(筆者撮影)

写真5    紀元前1200年頃の聖域とされる神殿・台座跡(筆者撮影)

写真6    紀元前1200年頃の城門、城壁跡(筆者撮影)

写真7    紀元前1200年頃の円形劇場跡(筆者撮影)