トルコ観光の白眉、古代遺跡と自然遺産(4)、2012年1月

〜古都"コンヤ" へ向かう、2012年1月19日〜

パムッカレのヒエラポリス遺跡から次はおよそ400Kmあまり離れた中央アナトリア地方内陸に位置する古都コンヤ(Konya)に向かう。 この街はセルジュクの分派ルーム・セルジュクが1134年にこの地を首都に定め繁栄していったところである。 云わばその黄金時代には数多くのモスク(ジャミイ)や神学校が築かれた。 街の見どころのひとつが「メヴラーナ博物館(Mevlana Müzesi)」である(写真1  メヴラーナ博物館、筆者撮影/ 写真2  同、入場チケット)。 こちらはイスラム神秘主義のメヴレヴィ教団の創設者である導師「ルーミー」の霊廟で現在は博物館になっている。 写真の青緑色の美しい塔は13世紀末のオスマン時代に建てられたそうである。 展示品は「旋舞の儀式(コマのように回って踊る儀式)」で使用された衣装、楽器、資料等々の他、信徒の日常の生活をイメージ再現した人形も置かれ撮影OKとのことだった(写真3・4 信徒の日常生活イメージ再現した人形)。 見どころ二つ目はインジェ・ミナーレ博物館(Ince Minare Müzesi)」である。 ここは1267年にイスラムの神学校として建設されたものである(写真5  インジェ・ミナーレ博物館、筆者撮影)。 「インジェ」は「細長い」、「ミナーレ」は「尖塔」を意味し尖塔の高さは本来は写真の3倍の高さがあったと云われ落雷により折れてしまったそうである。 塔奥の正門の幾何学模様のレリーフの繊細さは見事だった(写真6筆者撮影)は街の商店街である。(つづく)

写真1    メヴラーナ博物館の入場チケット

写真2    メヴラーナ博物館(筆者撮影)

写真3    人形で信徒の日常生活を再現(1)

写真4    人形で信徒の日常生活を再現(2)

写真5    インジェ・ミナーレ博物館(筆者撮影)

写真6   古都コンヤの 商店街(筆者撮影)