トルコ観光の白眉、古代遺跡と自然遺産(5)、2012年1月
〜 摩訶不思議な景観美、カッパドキアへ、1月20日 〜
コンヤからおよそ250Kmほど離れた標高1000m余りのアナトリア高原中央部に位置する摩訶不思議な奇岩群が連なる世界遺産、カッパドキアへ向かう。 真冬のこの時期、標高も高いこの地域は雪に覆われていた(写真1・2 展望台からのカッパドキアの眺望、筆者撮影)。 この摩訶不思議な景観美の形成は6000万年前にも遡ると云われている。 周辺の火山の長期に渡る噴火による火山灰の堆積により柔らかい凝灰岩層を形成、そこに流れこむ雨水や雪による浸食によって長い年月をかけこのような不思議な景観を造りあげた。 その結果、観光の目玉になっている自然の芸術作品、「ラクダ岩」(写真3筆者撮影)、「ナポレオンの帽子」(写真4筆者撮影)、「スリーシスターズ(三姉妹)」(写真5筆者撮影)等々の奇岩が楽しめる。 また「ウチヒサール」と呼ばれる尖った城塞を意味する大きな岩山の周囲に連なる小さな奇岩群も見ごたえがあった。 これらは昔、住居として使用されていたとのことである(写真6 ウチヒサールの奇岩群、筆者撮影)。
(つづく)