ドイツ、クラリネット界20世紀の名手オスカー・ミヒャリク/ウェーバー「クラリネット協奏曲」

ウェーバーが25歳の1811年にバイエルン王国マクシミリアンI世の依頼で作曲した二つのクラリネット協奏曲は先に「漫遊記617」で第2番変ホ長調をジェルヴァーズ・ド・ペイエの名演を紹介済みだが今回はドイツ20世紀の名手オスカー・ミヒャリク(写真1)の名盤、クルト・ザンデルリンク指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏で「第1番」・「第2番」(1967年ステレオ録音)を取り上げてみたい。 この演奏のオリジナル盤は1968年に当時東独ETERNA(エテルナ)からリリースされていた音源である。 紹介盤は1995年にデジタル・リマスター化され独EDEL(エーデル)レーベルよりコロナ・クラシック・コレクション-CORONA CLASSIC COLLECTION (CCC)シリーズの1枚であ (写真2 CDジャケット、独EDEL-0000612 CCC/写真3 CD演奏データ) 。 ミヒャリクはこのドレスデン・シュターツカペレやベルリン・コーミッシェ・オパー管弦楽団の首席クラリネット奏者も務めた名手でこの録音でも優美で品格ある名演を聴かせている。

写真1    オスカー・ミヒャリク(インターネット画像)

写真2    オスカー・ミヒャリク/ウェーバー「クラリネット協奏曲第1番・第2番」CDジケット(独EDEL-CORONA CLASSIC COLLECTION -0000612 CCC)

写真3    CD演奏データ