ナージャ、 ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」ほか
「ナージャ」の愛称名で知られるローマ生まれアメリカを中心に活躍するヴァイオリニスト「ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ(Nadia Salerno=Sonnenberg)」がエド・デ・ワールト(Edo De Waart)指揮するミネソタ管弦楽団と1988年に録音したブラームス「ヴァイオリン協奏曲」、ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」である。 彼女の日本におけるCDデビュー盤メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」に続く第2弾だったと思う。 紹介盤のブラームス&ブルッフの協奏曲も彼女の独創性を感じる筆者好みの演奏である。 とりわけブラームスはテンポも遅くとった演奏時間およそ47分の骨太の演奏が魅力的である。 また第1楽章のカデンツァはクライスラー版をじっくりと聴かせている。 紹介CDは東芝EMI CLASSICS1995年の再リリース盤である(写真1 CDジャケット、東芝EMI CLASSICS-TOCE 8697/写真2 CD演奏・録音データ)。