ニルス=エリク・スパルフのブラームス”ヴァイオリン協奏曲”

今回は最近入手したCDからブラームス「ヴァイオリン協奏曲」の力演を紹介したい。 この演奏は現在ソロ活動も盛んに行っている「ニルス=エリク・スパルフ(Nils=Erik Sparf)」(写真1  CDブックレット掲載写真)自身がコンサート・マスターを務める「ウプサラ室内管弦楽団」とのライブ録音である。 指揮はこの楽団の首席指揮者「パウル・マギ(Paul Mägi)、録音は2010年5月6日にウプサラのコンサート・ホール ( Uppsala Konsert & Kongress)で行われた演奏である(写真2  CDジャケット・Swedish Society-SCD1162/写真3  CD演奏・録音データ)。
ウプサラはスウェーデンの首都ストックホルム北部に位置する古都、北欧最古の大学「ウプサラ大学」がある街でも知られる文化都市である。 また(写真3)右下のロゴ「MUSIK I UPPLAND」はこのウプサラ地域音楽振興団体でこの録音が行われた会場「ウプサラ・コンサート&コングレス」で年間数多くのコンサートを開催しもちろん「ウプサラ室内管弦楽団」も参加活動しているそうである。 このコンサートもおそらくその一環として開催されたものと思われる。 とにかくスパルフのヴァイオリンが素晴らしい。 とりわけ「第1楽章」のカデンツァはスパルフの自作が演奏されモダンで新鮮味もプラスされている。 マギの指揮、ウプサラ室内管弦楽団との息のあったアンサンブルも聴きごたえあり。 それは収録された演奏後の盛大な拍手が物語る(写真4  CDレーベル面)。

写真1    ニルス=エリク・スパルフ(CDブックレト掲載写真から)

写真2    ニルス=エリク・スパルフ(Vn)「ブラームス ヴァイオリン協奏曲」CDジャケット(Swedish Society SCD 1162)

写真3    CD演奏・録音データ

写真4    CDレーベル面