ネゼ=セガンのブルックナー”交響曲第6番”

今回は ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の音楽監督にも就任し現在世界的に活躍中のカナダ、モントリオール出身のヤニック・ネゼ=セガン(Yannick Nézet-Séguin)のブルックナー交響曲第6番に注目した。 これは彼が2000年以来音楽監督を務めるモントリオールのオーケストラ・メトロポリタン(Orchestre Métoropolitan)とのブルックナー交響曲全集録音(2018年リリース)からの1枚で2012年12月にセッション録音されている。 ちなみに管弦楽のオーケストラ・メトロポリタンの起源はCD解説によれば1981年にモントリオールの音楽学校を卒業した若者たちで結成されたアンサンブルが基盤とのことである。 ネゼ=セガンの「第6番」は演奏時間54分弱とやや快速テンポで振った彼のキレのある演奏が興味深い。 またサラッとした感じの「第2楽章アダージョ」の演奏も現代的感覚なのかもしれない。 このCDレーベルATMA Classique(アトマ・クラシック)もモントリオールに本拠に置くレーベルでカナダ(ケベック)のアーティストたちの演奏を中心にリリースしている(写真1  ネゼ=セガン「ブルックナー交響曲第6番」CDジャケット/加ATMA –ACD2 2639)/写真2  CD演奏データ)。

写真1    ネゼ=セガンのブルックナー「交響曲第6番」CDジャケット(加ATMA Classique-ACD2 2639)

写真2    CD演奏データ