ネッロ・サンティによるヴェルディ歌劇―序曲・合唱曲集」、コンサートホール 盤

今回はウィーン国立歌劇場をはじめヨーロッパ主要オペラハウスを中心に活躍し日本のファンも多いイタリアの名匠ネッロ・サンティ(Nello Santi/1931~2020、写真1)が指揮するヴェルディのオペラ序曲と合唱場面の名曲を集めたアルバムを紹介したい。 録音年代は不詳だがこのコンサート・ホール盤リリース年から推測し1960年代初頭録音と思われる。 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団との彼の職人芸的演奏が楽しめる1枚である(写真2 LPジャケッ、Concert Hall-SM 2316/写真3 LPレーベル面)。 収録作品はナブッコから序曲と”ユダヤ人たちの合唱(第一幕)”、トロヴァトーレから第二幕”鍛冶屋の合唱”(アンヴィル・コーラス)と第三幕”運命のさいは投げられた”(兵士の合唱)、仮面舞踏会から前奏曲と合唱”あの気高い心”(第一幕)、シチリア島の夕べの祈り序曲、十字軍のロンバルディア人から第三幕合唱”エルサレムへ エルサレムへ”と第四幕合唱“おお主よ、ふるさとの家々よ”、運命の力序曲となっている。

写真1    ネッロ・サンティ(インターネット画像)

写真2    LPジャケット、国内盤Concert Hall SM-2316

写真3    LPレーベル面