ハインリヒ・ホルライザー&バンベルク響によるチャイコフスキー「交響曲第4番」
20世紀の名指揮者、ハインリヒ・ホルライザー(Heinrich Hollreiser/1913~2006、写真1)はヨーロッパの主要歌劇場を中心にオペラ指揮者として活躍した。 初来日は1959年の大阪国際フェスティバルにウィーン国立歌劇場メンバーを率いての公演だった。 また1973年と1974年のバイロイト音楽祭では「タンホイザー」を振り話題となった。 オーケストラ指揮者としては1960年前後のバンベルク交響楽団との米VOX録音の名盤を思い起こす。 過去にブルックナー「交響曲第4番”ロマンティック”」を取り上げたことがあったかと思うがこのチャイコフスキー「第4番ヘ短調作品36」も彼の鋭い感性が光る名演である。 先のブルックナーとほぼ同時代の高音質ステレオ録音でこのジャケット・デザインも気に入っている (写真2 LPジャケット、米VOX STPL 511.190/写真3 LPレーベル面)。