ハチャトゥリアン&オイストラッフによるハチャトゥリアン「ヴァイオリン協奏曲」

ハチャトゥリアンの「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は1940年のソヴィエト音楽祭においてソヴィエト指揮者界の大御所アレクサンドル・ガウクの指揮、献呈されたダビッド・オイストラッフのヴァイオリンで初演され大好評を得た。 今回の紹介LPは作曲者ハチャトゥリアン自身の指揮、オイストラッフによる1954年ロンドンにおける当時の英EMI-コロムビア録音の名盤である。 当時この二人がソヴィエトの音楽使節としてイギリスを訪問した際の記念碑的録音と云われている。 もちろん現在までに何度となくLP、CDでリリースされているが紹介盤は日本コロムビアからのリリース、国内初出盤である (写真1 LPジャケット、日本コロムビアXL 5153 /写真2、LPレーベル面)。 1954年11月ロンドンのキングスウェイ・ホールにおけるモノラル・セッション、管弦楽はフィルハーモニア管弦楽団で二人の息があった演奏が楽しめる。

写真1    ハチャトゥリアン&オイストラッフ/ハチャトゥリアン「ヴァイオリン協奏曲」国内初出LPジャケット(日本コロムビア-XL 5153)

写真2    LPレーベル面