ハンス=ユルゲン・ワルター&プロ・ムジカ交響楽団によるモーツァルト後期三大交響曲集
ハンス=ユルゲン・ワルター(Hans-Jürgen Walter/1911~2011)のレコードも過去に何枚か取り上げているがこのプロ・ムジカ交響楽団とのモーツァルト後期三大交響曲集も忘れさられた1枚かも知れない。 そもそもLP解説に指揮者ならびにオーケストラの紹介、録音データも記載がない。 紹介盤は1970年、テイチクからリリースされていた廉価盤「クラシック・ベスト・コレクション・シリーズ」からの1枚、シリーズには彼が指揮する演奏がほかにも結構リリースされていたが現在はその全てが入手困難となった。 当時買いそびれたオールド・ファンには寂しい限りだ。 このアクもないオーソドックス・スタイルのモーツァルト、録音も良好で針をおろすと最後まで聴きほれてしまう不思議な魅力がある (写真1 LPジャケット、テイチクOVERSEAS RECORDS UDL 3012-V/写真2 LPレーベル面)。