バッカウアー、ヘブラー、ハラシェヴィッチ、ジャニス による 「ピアノ協奏曲名演集」

今回は1960年代前期に国内盤フィリップスから「ピアノ協奏曲作品名演集」として2枚組LPでリリースされた懐かしいセット盤を紹介したい。 収録作品はギリシャ出身ジーナ・バッカウアー(Gina Bachauer/1913~1976)のベートーヴェン「皇帝」、ウィーン出身、イングリット・ヘブラー(Ingrid Haebler/1929~ )のモーツァルト「戴冠式」、ポーランド出身1955年ショパン国際ピアノ・コンクール優勝のアダム・ハラシェヴィッチ(Adam Harasiewicz/1932~ )のショパン「ピアノ協奏曲第1番」そしてアメリカ出身超絶技巧派ピアニスト、バイロン・ジャニス(Byron Janis/1928~)のリスト「ピアノ協奏曲第1番」となっている。 いずれも1960年代初頭ステレオ録音の名盤を集めたものである (写真1 バッカウアー、ヘブラー、ハラシェヴィッチ、ジャニス/LPジャケト掲載写真)。 またそれぞれのバックも順にスタニスラウ・スクロヴァチェフスキー指揮ロンドン交響楽団、コリン・デーヴィス指揮ロンドン交響楽団、ハインリヒ・ホルライザー指揮ウィーン交響楽団、キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィルハーモニー交響楽団と興味深かかった (写真2 LPジャケット、国内盤PHILIPS-SFL 9522~23/写真3 LPレーベル面)。

写真1    バッカウアー、ヘブラー、ジャニス、ハラシェヴィッチ(LPジャケット掲載写真)

写真2    LPジャケット(国内盤PHILIPS-SFL 9522~3)

写真3    LPレーベル面(バッカウアー「皇帝」)