バレンボイム&シカゴ響によるシューマン交響曲全集、1975-77録音

今回の紹介盤は若きダニエル・バレンボイム(写真1 1977年「ボン・ベートーヴェン音楽祭プログラム」掲載写真)がシカゴ交響楽団と取り組んだ最初の「シューマン交響曲全集」録音である。 当時のバレンボイムはショルティが音楽監督を務めるシカゴ交響楽団に定期的に客演しレコード録音も重ねていた時期でもあった。 またシルティの後継として1975年よりパリ管弦楽団の音楽監督、ショルティがシカゴ響を1991年勇退後はバレンボイムが引き継ぎ2006年まで音楽監督を務めた。 この全集盤は若きバレンボイムの溌剌としたエネルギッシュな演奏が魅力的である。 意外なことにこの録音はシカゴ響にとっても初のシューマン交響曲全集録音だったそうである(写真2 バレンボイム&シカゴ響「シューマン交響曲全集盤」3LP BOX、国内盤グラモフォンMG-8305~07 、1978年リリース)。

写真1    ダニエル・バレンボイム(1977年9月開催「ボン・ベートーヴェン音楽祭プログラム掲載写真から)

写真2    バレンボイム&シカゴ響、シューマン交響曲全集3LP BOX(国内盤グラモフォンMG8305~07)1978年リリース