バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニック、1959年ロシア公演ライブ盤
今回は若きレナード・バーンスタインがニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任した翌年1959年ニューヨーク・フィルハーモニックと共にロシア公演を行った際の貴重なライブ盤を紹介したい。 このライブ盤はスウェーデンのジミー・クラシックス(Jimmy Classics)というレーベルから1997年に初CD化されたものである。 このレーベル、現在では耳にしないので廃盤になっていると思われるがCDにはベート―ヴェン「エグモント序曲」、ブラームス「交響曲第1番」(以上1959年8月28日レニングラード(現:サンクトペテルブルグ)・フィルハーモニー大ホール)、ラヴェル「ラ・ヴァルス」(1959年8月24日モスクワ音楽院大ホール)におけるライブ録音が収められている (写真1 CDジャケット-Jimmy Classics OM 03-131/写真2-CD演奏・録音データ)。 晩年の枯淡で深い趣きも感じさせる演奏とは異なり当時41歳の溌剌とした若々しいバーンスタインの指揮ぶりに興味をそそられる。 ジャケット裏面の演奏・録音データもロシア語表記、音源はもちろん「ロシア・メロディア」録音に違いないがご本尊の「メロディア・レーベル」からはこれまでもCD化されてないとのことでこれまた不思議である (写真3 CDレーベル面)。 尚、同レーベルからは当時イゴール・マルケヴィッチ&ソヴィエト国立響の1963年のモスクワ音楽院大ホールでのライブ盤もリリースされているので次回紹介したい。