パウル・クレツキによるシベリウス交響曲第2番

ポーランド出身、20世紀の名指揮者、作曲家としても活躍したパウル・クレツキ(Paul Kletzki/1900~1973、写真1)はシベリウスの交響曲を「第1番」~「第3番」をフィルハーモニア管弦楽団と共に英EMIに1955年に録音している。 とりわけ「第2番」はステレオ録音された。 彼の日本での名声はどちらかと云えば地味だったが1968年6月、エルネスト・アンセルメに同行したスイス・ロマンド管弦楽団の初来日公演で彼の生の指揮ぶりに接した筆者はその端正な指揮ぶりに惹きつけられた (写真2 スイス・ロマンド管初来日公演プログラム表紙)。 紹介LP「第2番」は当時東芝セラフィム廉価盤シリーズ(1970年)でリリースされた忘れがたい1枚である (写真3 LPジャケット、東芝セラフィム AA-5031/写真4 LPレーベル面)。

写真1    パウル・クレツキ(セラフィムLPジャケットから)

 

写真2    「スイス・ロマンド管弦楽団」1968年初来日公演プログラム表紙

 

写真3    LPジャケット(東芝セラフィム AA-5031)1970年リリース盤

 

写真4    LPレーベール面