パガニーニ「ヴァイオリン協奏曲第6番(遺作)」世界初録音盤、1974

〜サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)、シャルル・デュトワ&ロンドン・フィル〜

パガニーニのスペシャリスト、サルヴァトーレ・アッカルドも今年(2021年)80歳を迎えた。 今回紹介する「ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調」が作曲されたのは「第1番」(1817?)より前とされ楽譜はヴァイオリン独奏部のみが現存されフェデリコ・モンペッリオという人が管弦楽部を再構築した版でアッカルドが蘇演したそうである。 紹介LPは1974年1月に蘇演アッカルドのヴァイオリン、シャルル・デュトワ指揮ロンドン・フィルで世界初録音されたものでアッカルド最初の全集録音の皮切りとなった。 またアッカルド自身作曲のカデンツァも興味をそそりパガニーニの再来と呼ばれた超絶な名人芸が聴きものである(写真1 LPジャケット、国内盤グラモフォン-MG2467/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤独グラモフォン-MG 2467)

写真2    LPレーベル面