パスカル弦楽四重奏団のモーツァルト

パスカル弦楽四重奏団(Quatour Pascal)はヴィオラ奏者のレオン・パスカル(Léon Pascal)はリーダーにジャック・デュモン (Jaques Dumont)/第一ヴァイオリン、モーリス・クルト(Maurice Crut)/第二ヴァイオリン、ロベール・サレス(Rober Salles)/チェロのメンバーで1940年代初頭にマルセーユ(Marseille)で結成された。 今回スポットをあてるモーツァルトのほかベートーヴェンも定評があり弦楽四重奏曲全集録音をどちらもモノラル時代の1950年代に完結している。 紹介LPはコンサート・ホール盤のモーツァルト「弦楽四重奏曲第18番イ長調K.464」、「第20番ニ長調K.499」が収められた1枚である。 こちらはステレオ初期再録音と思われる。 ちなみに前者はハイドンに献呈された通称「ハイドン・セット」呼ばれる6曲の中の一作品、後者はモーツァルトと親交があった出版業者ホフマイスター(Hoffmeister)の依頼によって作曲された云われがあるため「ホフマイスター」の愛称がある (写真1 LPジャケット、国内盤Concert Hall-SMS2459/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤Concert Hall SMS 2459)

 

写真2    LPレーベル面