ピエール・フルニエ / ジョージ・セル&ベルリン・フィルの歴史的名盤

〜 ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」 〜

今回はフランス、チェロの貴公子と呼ばれたピエール・フルニエ(Pierre Fournier/1906~1986)の歴史的名盤から紹介したい。 彼は1954年初来日以来度々来日を重ね多くの日本のファンを魅了した。 とりわけ初来日時に開催されたウィルヘルム・ケンプとのジョイント・コンサートは今や伝説になっている (写真1 フルニエ&ケンプ / ジョイント・コンサートプログラム表紙、1954年11月6日日比谷公会堂) 。  紹介のジョージ・セル指揮ベルリン・フィルとのドヴォルザーク「チェロ協奏曲ロ短調」は1962年6月にステレオ・セッションされた名演である。 この録音はこれまでにもLP、CDも含め数えきれないほど何度となく繰り返しリリースされている。 それだけこの演奏は彼の誉れが高い品格も感じとれる。 ちなみに紹介盤は録音された年に早くも国内盤でもリリースされたLP初出盤である。 国内盤グラモフォン初期スタイルのジャケットが懐かしい (写真2 LPジャケット、-国内盤グラモフォン-SLGM 1084 /写真3 LPレーベル面)。

写真1   1954年ピエール・フルニエ初来日、ウィルヘルム・ケンプとのジョイント・コンサート・プログラム表紙

写真2    P. フルニエ、G. セル&ベルリン・フィル 、国内盤グラモフォン初出ジャケット(SLGM-1084) 1962年リリース

写真3    LPレーベル面