ピエール・モントゥ―&ベートーヴェン「交響曲第6番”田園”」
〜RCA国内盤VICTROLA LP 盤 〜
1950年代後期、米RCAビクターは欧州市場に進出し英デッカと提携を結ぶ。 当時、英デッカの契約ア―ティストだったヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルの録音も当時RCAレーベルからリリースされていた。 今回紹介するピエール・モントゥ―がウィーン・フィルと1958年ステレオ録音「ベートーヴェン交響曲第6番”田園”」も英デッカのスタッフで行われたが当時RCAレーベルからリリースされた。 ちなみに写真のLPジャケットは筆者がまだ高校時代の1965年にRCAビクターの廉価盤シリーズ、ビクトローラ (VICTROLA)から発売された懐かしい1枚である。 筆者も当時この美しい田園風景写真のジャケットに惹かれ思わずジャケ買い、格調高いモントゥーの堂々とした風格が伝わる演奏にハマってしまった。 また第1楽章主題提示部の反復も実行するなどモントゥーの丁寧な指揮ぶりに気持ちが高ぶり何度も針を降ろしたレコードである。 もちろん録音も大変優秀である。 1970年代にはこのシリーズ録音も英デッカに返却され現在ではユニバーサル・ミュージックよりCD化されている(写真1 モントゥー&ウィーン・フィル「ベート―ヴェン交響曲第6番”田園”」国内盤LPジャケット、RCA VICTROLA – SUP-2028 /写真2 LPレーベル面)。