ピエール・モントゥー&アムステルダム・コンセルトヘボウ管によるベートーヴェン「エロイカ」
巨匠ピエール・モントウー(Pierre Monteux/1875~1964)は1963年の大阪国際フェスティバルにロンドン交響楽団と来日したが大阪公演のみを指揮し帰国したため筆者は生で彼の指揮に接することができなかった。 今回の紹介盤、彼がアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を振ったベートーヴェン「交響曲第3番”エロイカ”」(1962年録音)は最晩年の名録音として知られている。 ちなみに国内盤初出は1枚もので豪華カートン・ボックス入りでリリースされたことを覚えている。 紹介LPはその後1968年ごろの再リリース盤である (写真 LPジャケット、国内盤PHILIPS SFX7669)。 尚、モントゥーは「エロイカ」をこれ以前ステレオ初期にウィーン・フィルとステレオ・セッションしているが筆者はやはりこのコンセルトヘボウ盤に愛着がある。 またこのレコードには第2面の余白に「第2楽章-葬送行進曲」前半部分のリハーサル風景も収録されこちらも興味深かかった。