ピエール・モントゥー&ロンドン響ほか ベルリオーズ劇的交響曲「ロメオとジュリエット」全曲

今回の紹介盤ピエール・モントゥー(Pierre Monteux/1875~1964)&ロンドン交響楽団ほかによるベルリオーズ劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(全曲)は彼のレコードとしては珍しく米ウェストミンスター音源、ベートーヴェン「交響曲第9番」と並行してロンドンのウォルサムストゥ・アセンブリー・ホール(Walthamstow Assembly Hall)で1962年6月に行われた。 また3人の独唱陣のうちアルト:レジーナ・レズニック(Regina Resnik/1922~2013)並びにバス:デイヴィッド・ウォード(David Ward/1922~1983)は前述の「第9」のセッションにも参加、ちなみにテノールは王立オペラ・ハウス(コヴェント・ガーデン)で当時活躍中のカナダ出身のアンドレ・タープ(André Turp/1925~1991)が歌っている。 ベルリオーズを得意としたモントゥーの歴史的名盤として知られた1枚だが紹介LPは1977年に久々に国内盤として日本コロムビアから復活した。 録音も良好で左右のステレオ感が素晴らしい (写真1 LPジャケット、日本コロムビア-OS 8004~5 AW/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(日本コロムビア-OS 8004~5 -AW)2LP 1977年リリース盤

 

写真    LPレーベル面