ピエール・モントゥー & ウィーン・フィル による ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」

 最近は昔のレコードに針をおろすことが多くなった。 今回の紹介盤ピエール・モントゥー(Pierre Monteux/1875~1964)&ウィーン・フィルによるベートーヴェン「交響曲第3番”英雄”」(写真1 LPジャケット、-日本ビクターVictrola SUP 2001/写真2 LPレーベル面)も以前に取り上げた「田園」(写真3 LPジャケット、日本ビクターVictrola SUP 2028)と共によく針を落とす。 いずれも1950年代後期ステレオ録音、ちなみに「ウィーン・フィル」とは「第1番・第8番」(1960年)、最晩年に首席指揮者も務めたロンドン交響楽団とは「第2番・第4番・第5番・第7番・第9番」(1959年~1962年)とベートーヴェン交響曲録音全曲がステレオで楽しめるのも幸いである。 オリジナルは全て英DECCA録音だが当時、米RCAは欧州市場展開で英DECCAと提携、紹介LPは日本でもビクターの廉価盤VICTROLAレーベルでリリースされていた。 さらに「英雄」はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団による「第2楽章」リハーサル風景も含めた蘭PHILIPSによるステレオ録音(1962年)が残されておりこちらも誉れ高い名盤である。

写真1 LPジャケット(日本ビクター Victorola 2001)1964年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面

 

写真3    LPジャケット「田園」(日本ビクター Victrola SUP 2028)1965年リリース盤