フランクフルトの映画博物館、2002年9月

2002年9月、筆者はフランクフルトを流れるマイン川沿いの通りシャウマインカイ(Schaumainkai)-(ドイツ語で「Schau」は「見せ物」・陳列」を意味する通り)に位置する「ドイツ映画博物館」を訪れた(写真1  ドイツ映画博物館(Deutsches Filmmuseum))。 聞くところによれば1984年に開館したドイツ初の「映画博物館」とのことだった。 その名の通り映画に関する資料はもちろんのこと映画製作に実際に使用された衣装や小道具等々が展示されている。 映画ファンにはたまらないと思われる。 ちょうど筆者が訪ねた際には映画「007シリーズ」等々でで世界的に活躍した映画美術監督の「ケン・アダム(Ken Adam/1921-2016)の特別展も開催中だった(写真2  「映画博物館入場チケット)。 彼はベルリンの生まれだがイギリスに移住し映画プロダクション・デザイナーとして活躍した。 彼の斬新なデザインとその壮大なスケール感は高く評価され「アカデミー美術賞」も受賞している。 また彼は後に「ナイト」の称号も受けている。 筆者は真の映画ファンではないが普段は接することがない映画製作の舞台裏にも少しふれることができ勉強になった。 写真3はフランクフルトの「シネマコンプレックス」の当時上映中のチラシである。 またこの年の夏、ヨーロッパ中部を襲った豪雨で「エルベ川」が大氾濫しドレスデンの「ゼンパーオパー」も大洪水で大変な被害を受けた。 「アルテオパー」(フランクフルト)(写真4)ではその修復のためベルナルト・ハイティンク指揮による「ドレスデン国立管弦楽団」の慈善コンサートも開催された(写真5 「ドレスデン国立管弦楽団・慈善コンサート」チラシ)。

写真1    ドイツ映画博物館(フランクフルト)

写真2    ドイツ映画博物館のチケット

写真3    シネマコンプレックス上映チラシ(フランクフルト)

写真4    アルテオパー・フランクフルト

写真5    ドレスデン国立管・アルテオパー慈善公演のチラシ