フランス・レール・パスの旅(1)、2010

パリ→ル・アーヴル→ルーアン

今回より場をヨーロッパに移し「フランス・レール・パスの旅」と題して2010年9月の北フランスと南フランス鉄道の旅を数回に分けて綴ってみたい。 この旅では「漫遊記46」のテーマ「パリ管弦楽団2010/11シーズン開幕公演」(パーヴォ・ヤルヴィ音楽監督就任披露公演)を聴く目的もあったがもう一つがこの「鉄道の旅」だった。 今回は「その1」としてパリからノルマンディ地域圏の首府でもあるルーアンまでを取り上げてみたい。 ヨーロッパの国々では外国の旅行客が鉄道旅行を気軽に楽しむためにその国の鉄道が全線乗り放題のフリーパスを発行している。 条件はその国を出発前に購入することが必要だが60歳以上のシニアには「1等」のフリーパスが大幅な割引料金が適用され「2等料金」との差もそれほどないのが魅力である。 また「TGV(フランス新幹線)」など追加料金が必要な場合その都度追加料金を支払えば乗車可能である(写真1  筆者が利用した「フランス・レール・パス」)。
まず初日(9月8日)はパリ「サン・ラザール(St.Lazare)駅」から本日の宿泊地ルーアンを経由しオネゲルの生まれ故郷でもある「ル・アーヴル(Le Havre)」まで乗車したのだが生憎当日は土砂降りの雨に見舞われ観光は諦め駅近のカフェで軽い昼食を取り、午後1時頃の列車で「ルーアン」に引き返した(写真2 「ターミナル駅「ル・アーブル」筆者撮影/写真3  ル・アーブル駅前風景・筆者撮影」。 「ルーアン」の正式駅名は「ルーアン=リ-ヴ=ドロワット(Gare de Rouen-Rive-Droite)」つまり「ルーアン、セーヌ川右岸駅」という意味である(写真4 「ルーアン駅舎」筆者撮影)。 ちなみに駅の時計塔は高さが37mあるそうだ。 「漫遊記209」では「ジャンヌ・ダルク」が火刑に処せられた「聖ジャンヌ・ダルク教会」の前にある「ヴィユ・マルシェ広場(La Place du Vieux-Marché)」の写真を紹介したがこの広場から街のシンボル「大時計」並びに「ルーアン大聖堂」を結ぶ目抜き通りが「大時計通り(Rue de GrosHorloge)」である(写真5  街のシンボル「大時計」筆者撮影)。 また「ルーアン大聖堂」は12世紀から16世紀にかけ建立された壮大なゴシック様式の大寺院でモネが愛したことでも知られている(写真6  ルーアン大聖堂・写真7  大聖堂内部 以上筆者撮影)。 この日の夜は「ルーアン美術館」で開催された「プロジェクション・マッピング」のショーを楽しんだ(写真8  プロジェクション・マッピング光のショー開催電光掲示板(ルーアン美術館)/写真9  「ルーアン美術館」に投影されたプロジェクション・マッピング)。 以上筆者撮影。

(つづく)

写真1    「フランス・レール・パス」

写真2    「ターミナル駅ル・アーヴル」筆者撮影(1)

写真3    「ル・ア-ヴル駅前風景」筆者撮影 (2)

写真4    「ルーアン駅舎」筆者撮影

写真5 街のシンボル「大時計」(筆者撮影)

写真6    「ルーアン大聖堂」筆者撮影

写真7    「ルーアン大聖堂内部」筆者撮影

写真8    「プロジェクション・マッピング光のショー」開催電光掲示板(ルーアン美術館)

写真9    「ルーアン美術館」に投影されたプロジェクション・マッピング(筆者撮影)