フランス弦楽三重奏団によるモーツァルト「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント」
フランス弦楽三重奏団(Trio à Cordes Français)はジェラール・ジャリ(Gérard Jarry :Vn)、セルジュ・コロ(Serge Collot:Vla)、ミシェル・トゥルヌ(Michel Tournus :Vc) のメンバーで1959年に結成され1994年解散するまで活動した弦楽アンサンブルである。 今回は彼らのステレオ初期の名盤、モーツァルトの弦楽三重奏スタイルによる唯一の「ディヴェルティメント変ホ長調K.563」(1788)取り上げてみたい。 オリジナルは仏ディスコフィル・フランセ(Discophiles Français)録音だが紹介LPは米ノンサッチ(Nonesuch) 1966年リリース盤である。 ちなみにヴァイオリンのジェラール・ジャリはジャン・フランソワ・パイヤール室内管弦楽団のコンサート・マスターも長年に渡り務めた人である (写真1 LPジャケット-米Nonesuch H-71102/写真2 LPレーベル面)。 尚、同一メンバーによる仏エラートの1978年再録音盤もまた名演として知られている。