フリッツ・ブッシュ&ウィーン交響楽団によるベートーヴェン「交響曲第7番」、1950年ライブ
今回は戦前から戦後のSPレコード時代に活躍したドイツの名匠フリッツ・ブッシュ(Fritz Busch/1890~1951)のライブ盤から1枚紹介したい。 彼は戦前にはイギリスのグラインドボーン音楽祭の音楽監督を務めるなどオペラ指揮者としても定評があった。 ちなみにブッシュ弦楽四重奏団を結成したヴァイオリニストのアドルフ・ブッシュ、チェリストとして活躍したヘルマン・ブッシュは彼の弟にあたる。 紹介LPは当時オーストリアの米国占領放送局(Rot-Weiss-Rot)音源、1950年10月15日にウィーン交響楽団を振ったコンサート・ライブである。 演奏はスッキリとしたオーソドックス・スタイルのベートーヴェン「交響曲第7番」、放送局音源で音質も大変良好である。 このLPは1983年スイスのRELIEFレーベルからリリースされた(写真1 LPジャケット、スイスRELIEF-RL 832/写真2 LPレーベル面)。