ブダペスト弦楽四重奏団によるドヴォルザーク弦楽四重奏曲第12番ヘ長調”アメリカ”、1955
ブダペスト弦楽四重奏団は今から100年余り前に遡る当時のブダペスト国立歌劇場オーケストラのメンバーにより結成された。 構成メンバーも変遷をしながらSPレコード、モノラルLP、ステレオLPと数々の名録音を残している。 また1938年以降は活動拠点をアメリカに移しアメリカ国会図書館つきの弦楽四重奏団としても活躍、当時のレコード録音もワシントン国会図書館ホールで行われたそうである。 紹介盤は米CBS、1955年モノラル録音のドヴォルザーク「弦楽四重奏曲第12番ヘ長調”アメリカ”」、筆者が中学時代1960年代初頭に日本コロムビアから25cmLPダイヤモンド・シリーズ(千円盤)でリリースされた(写真1 LPジャケット、日本コロムビアZL-55/写真2 LPレーベル面)。 当時のメンバーはジャケット写真の通り第一ヴァイオリン:ヨゼフ・ロイスマン、第ニヴァイオリン:アレクサンダー・シュナイダー、ヴィオラ:ボリス・クロイト、チェロ:ミッシャ・シュナイダーである。 ちなみに第ニヴァイオリンのアレクサンダーとチェロのミッシャは兄弟である。 尚、その後この名曲は1960年代中期に同一メンバーでステレオで再録音も行っている。