ブダペスト弦楽四重奏団によるベートーヴェン「弦楽四重奏曲第1番」、1952年モノラル
ブダペスト弦楽四重奏団はベートーヴェン弦楽四重奏曲レコード録音をSP時代から取り組み1950年代初頭LPモノラル時代とステレオ初期録音(1958年~1961年)とあわせ2回の全集録音を完結している。 今回の紹介盤は前者モノラル録音全集盤からの分け売り「第15番イ短調作品132」(日本コロムビア1953年リリース盤)である (写真1 LPジャケット、WL 5052/写真2 LPレーベル面)。
この四重奏団は1917年にブダペスト国立歌劇場管弦楽団のメンバーにより結成され、その後1938年よりアメリカに活動拠点を移しアメリカ議会図書館専属として活躍した。 この録音もアメリカ議会図書館付設室内楽ホールであるエリザベス・スプレーグ・クーリッジ・オーディトリアム(Elizabeth Sprague Coolidge Auditorium)で行われた歴史的名盤、ジャケット・デザインも米CBSコロムビア盤と同一である。